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2004年04月21日

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OSS保険サービス開始



 以前、ココ とココ で話題にしたOSS保険が4/19付きで開始になった。Linuxのソースを調べ、著作権を侵害している部分はないと保証しているようだが、その根拠を開示して欲しいところである。プロプライエタリを全て把握する事は困難であり、完全に問題ないことを保証することは不可能に近いので、ソースの混入などがない事を証明できる方法が確立されている必要があるはずだが、どういう方法を採用したのか興味がある。また、Linuxに限定しているようだが、今後、他のOSSにも拡大して欲しいところである。また、この他にも”collective defense program”と”legal advice subscription”があるようである。興味深いところである。


☆ 米OSRM、Linux訴訟費用を負担する保険サービスを開始


米Open Source Risk Management(OSRM)は米国時間4月19日に、Linuxを利用している顧客が著作権侵害で提訴された場合の訴訟費用を負担する保険型サービスの提供について明らかにした。


同サービスの保険料は、最大補償額の約3%。例えば100万ドルの費用負担を補償する場合、毎年の保険料支払いは3万ドルとなる。


同社によると、半年間にわたり、Linuxカーネル内の各ソフトウエア・ファイルを調査し、そのオリジナルをたどった結果、「Linuxカーネルのバージョン2.4および2.6には、著作権侵害に該当するものが見つからなかった」(OSRM社)という。今回発表した保険型サービスは、これらのバージョンのLinuxを利用する顧客に向けて提供する。


「米SCO Groupが起こしているような訴訟の正当性が認められる可能性は低い。しかし、提訴されたLinuxユーザーにとって、莫大な時間と費用をかけなければならないことが大きな問題だ。これはソフトウエアに原因があるわけではない。くだらない主張で裁判を起こして利益を得ようとする試みに対し、統合的な防御を講じることが必要だ」(OSRM社)


OSS保険サービス開始



 以前、ココ とココ で話題にしたOSS保険が4/19付きで開始になった。Linuxのソースを調べ、著作権を侵害している部分はないと保証しているようだが、その根拠を開示して欲しいところである。プロプライエタリを全て把握する事は困難であり、完全に問題ないことを保証することは不可能に近いので、ソースの混入などがない事を証明できる方法が確立されている必要があるはずだが、どういう方法を採用したのか興味がある。また、Linuxに限定しているようだが、今後、他のOSSにも拡大して欲しいところである。また、この他にも”collective defense program”と”legal advice subscription”があるようである。興味深いところである。


☆ 米OSRM、Linux訴訟費用を負担する保険サービスを開始


米Open Source Risk Management(OSRM)は米国時間4月19日に、Linuxを利用している顧客が著作権侵害で提訴された場合の訴訟費用を負担する保険型サービスの提供について明らかにした。


同サービスの保険料は、最大補償額の約3%。例えば100万ドルの費用負担を補償する場合、毎年の保険料支払いは3万ドルとなる。


同社によると、半年間にわたり、Linuxカーネル内の各ソフトウエア・ファイルを調査し、そのオリジナルをたどった結果、「Linuxカーネルのバージョン2.4および2.6には、著作権侵害に該当するものが見つからなかった」(OSRM社)という。今回発表した保険型サービスは、これらのバージョンのLinuxを利用する顧客に向けて提供する。


「米SCO Groupが起こしているような訴訟の正当性が認められる可能性は低い。しかし、提訴されたLinuxユーザーにとって、莫大な時間と費用をかけなければならないことが大きな問題だ。これはソフトウエアに原因があるわけではない。くだらない主張で裁判を起こして利益を得ようとする試みに対し、統合的な防御を講じることが必要だ」(OSRM社)


2004年04月20日

OSS活用のメリット



 @ITで以下の記事を見つけた。


☆ コスト削減だけじゃない!オープンソース活用のメリット


 OSS導入は必ずしもコスト削減とはならないのは周知の事実であり、”選択肢が得られること"がメリットとして挙げられるという。確かに、選択肢が得られるのではあるが、イマイチピンとこないのは私だけだろうか。プロプライエタリにはないメリットとしては、以下の点が挙げられると思う。


・ユーザがイニシアティブを握ってエンハンスを行う事が可能


・オープンソースコミュニティによる品質向上を享受可能


などなど、他にも色々あると思います。


 OSS導入のメリット、それは「選択肢が得られること」だと喜多社長はいう。プロプライエタリな製品をシステム基盤として導入してしまうと、投資の面でも技術の面でもある特定の企業の動きに左右されることになる。そのリスク回避策として、OSSを含めた最適ソフトの選択が重要なのだ。清水部長も、「OSSによるコストダウンというのは、無料で使えるというよりも、使い分けをしたときに得られるものでしょう」と述べる。


 選択肢が増えるということは、選択する責任が出てくることを意味する。そのためには、“選択する能力のあるエンジニア”を養成・確保することがポイントとなる。サポート体制を確立することで、「コスト削減」「セキュリティの向上」といった複数のメリットを享受できるのだ。そこには、自社ITのイニシアティブは自らが握るという決意が必要なのだといえよう。


OSS活用のメリット



 @ITで以下の記事を見つけた。


☆ コスト削減だけじゃない!オープンソース活用のメリット


 OSS導入は必ずしもコスト削減とはならないのは周知の事実であり、”選択肢が得られること"がメリットとして挙げられるという。確かに、選択肢が得られるのではあるが、イマイチピンとこないのは私だけだろうか。プロプライエタリにはないメリットとしては、以下の点が挙げられると思う。


・ユーザがイニシアティブを握ってエンハンスを行う事が可能


・オープンソースコミュニティによる品質向上を享受可能


などなど、他にも色々あると思います。


 OSS導入のメリット、それは「選択肢が得られること」だと喜多社長はいう。プロプライエタリな製品をシステム基盤として導入してしまうと、投資の面でも技術の面でもある特定の企業の動きに左右されることになる。そのリスク回避策として、OSSを含めた最適ソフトの選択が重要なのだ。清水部長も、「OSSによるコストダウンというのは、無料で使えるというよりも、使い分けをしたときに得られるものでしょう」と述べる。


 選択肢が増えるということは、選択する責任が出てくることを意味する。そのためには、“選択する能力のあるエンジニア”を養成・確保することがポイントとなる。サポート体制を確立することで、「コスト削減」「セキュリティの向上」といった複数のメリットを享受できるのだ。そこには、自社ITのイニシアティブは自らが握るという決意が必要なのだといえよう。


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2004年04月03日

オープンソースとビジネス



 Matzにっき経由で、以下の記事をみつけた。


☆ オープンソース・ソフトを「作る」ことはビジネスになるか


 有償で販売するビジネス・モデルではうまくいかないことが見えてくる。特に企業システム市場で,ユーザーから対価を得るビジネス・モデルを軌道に乗せた企業が目立っている・・・


 ・・・と,ここまでを読んで,「しかし」,と思われる読者も多いだろう。「ここに出てきたのは,デファクト・スタンダード的な地位を占めたほんの一握りの企業ではないか。」と。確かに,これらの企業のビジネス・モデルがほかの一般の企業でそのまま通用するかどうかは疑問だ。「オープンソース・ソフトで“直接”収益を上げる」のは簡単ではない。


 それでは,ソフトウエアをオープンソースとして公開することが(“社会的意義”ではなく,“企業の経営”の面で)無益だと筆者が考えているかというと,そうではない。


 理由の一つはよく言われていることで,開発したソフトウエアをオープンソースで公開することが,開発者自身や開発者が所属する技術力の向上に有効であること。そしてもう一つは――こんなことを言ったら真面目にオープンソースに取り組んでいる方には怒られるかもしれないが――自社で開発したオープンソース・ソフトウエアが,自社の技術力を証明する広告塔になり,また,優秀な営業担当者の役割も任せられるかもしれないからである。


 私も筆者の意見に同意である。OSSは、利益よりも技術力のPRなど間接的効果の方が成果がよく見られる。企業としては、間接的効果を測定するのが困難なため、戦略上撤退する必要があるのもある意味では仕方がないかもしれない。また、オープンな部分をライセンス制の導入によってある程度クロースドにして縛ることによって利益を産み出す企業が出てきたのも自然な流れだと思う。


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オープンソースとビジネス



 Matzにっき経由で、以下の記事をみつけた。


☆ オープンソース・ソフトを「作る」ことはビジネスになるか


 有償で販売するビジネス・モデルではうまくいかないことが見えてくる。特に企業システム市場で,ユーザーから対価を得るビジネス・モデルを軌道に乗せた企業が目立っている・・・


 ・・・と,ここまでを読んで,「しかし」,と思われる読者も多いだろう。「ここに出てきたのは,デファクト・スタンダード的な地位を占めたほんの一握りの企業ではないか。」と。確かに,これらの企業のビジネス・モデルがほかの一般の企業でそのまま通用するかどうかは疑問だ。「オープンソース・ソフトで“直接”収益を上げる」のは簡単ではない。


 それでは,ソフトウエアをオープンソースとして公開することが(“社会的意義”ではなく,“企業の経営”の面で)無益だと筆者が考えているかというと,そうではない。


 理由の一つはよく言われていることで,開発したソフトウエアをオープンソースで公開することが,開発者自身や開発者が所属する技術力の向上に有効であること。そしてもう一つは――こんなことを言ったら真面目にオープンソースに取り組んでいる方には怒られるかもしれないが――自社で開発したオープンソース・ソフトウエアが,自社の技術力を証明する広告塔になり,また,優秀な営業担当者の役割も任せられるかもしれないからである。


 私も筆者の意見に同意である。OSSは、利益よりも技術力のPRなど間接的効果の方が成果がよく見られる。企業としては、間接的効果を測定するのが困難なため、戦略上撤退する必要があるのもある意味では仕方がないかもしれない。また、オープンな部分をライセンス制の導入によってある程度クロースドにして縛ることによって利益を産み出す企業が出てきたのも自然な流れだと思う。


2004年03月28日

クリステンセン、オープンソースを語る



 ちょっと前の話題になるが、SWさんのサイトで以下の記事が書かれていた。


☆ クリステンセン、オープンソースを語る


彼の論を現実適用するときにキーになるのはまず二箇所あると考えられる。


・アーキテクチャは今後どのように変化するのか


・バリューチェーンのうち、ValueAddなポイントはどこに変化するのか。


:


マーケットの変化(これはアーキテクチャの変化とほぼイコールだろう)に対応して、標準化の流れが弱まっているところに収益源が眠っているので向かうべきだと。



 アーキテクチャとは、製品アーキテクチャのことを意味すると思うが、この技術の動向を先読みし、前もって戦略を立てておき、組織アーキテクチャを最適化することが重要であると思う。また、価値観の変化を先読みし、バリューチェーンの差別化となるポイントを早目にキャッチする事が重要であると思う。内容的には、"イノベーションの解"に書かれていることの受け売りであるが、参考までに。


クリステンセン、オープンソースを語る



 ちょっと前の話題になるが、SWさんのサイトで以下の記事が書かれていた。


☆ クリステンセン、オープンソースを語る


彼の論を現実適用するときにキーになるのはまず二箇所あると考えられる。


・アーキテクチャは今後どのように変化するのか


・バリューチェーンのうち、ValueAddなポイントはどこに変化するのか。


:


マーケットの変化(これはアーキテクチャの変化とほぼイコールだろう)に対応して、標準化の流れが弱まっているところに収益源が眠っているので向かうべきだと。



 アーキテクチャとは、製品アーキテクチャのことを意味すると思うが、この技術の動向を先読みし、前もって戦略を立てておき、組織アーキテクチャを最適化することが重要であると思う。また、価値観の変化を先読みし、バリューチェーンの差別化となるポイントを早目にキャッチする事が重要であると思う。内容的には、"イノベーションの解"に書かれていることの受け売りであるが、参考までに。


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2004年03月23日

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¡ù¡¡Netscape Co-Founder's 12 Reasons for Growth of Open Source

1.The Internet is powered by open source.
2.The Internet is the carrier for open source.
3.The Internet is also the platform through which open source is developed.
4.It's simply going to be more secure than proprietary software.
5.Open source benefits from anti-American sentiments.
6.Incentives around open source include the respect of one's peers.
7.Open source means standing on the shoulders of giants.
8.Servers have always been expensive and proprietary, but Linux runs on Intel.
9.Embedded devices are making greater use of open source.
10.There are an increasing number of companies developing software that aren't software companies.
11.Companies are increasingly supporting Linux.
12.It's free.

1. ¥¤¥󥿡¼¥ͥåȤϥª¡¼¥ץ󥽡¼¥¹¤ˤè¤äƲ¤줿¡£
2. ¥¤¥󥿡¼¥ͥåȤ¬¥ª¡¼¥ץ󥽡¼¥¹¤òÅÁÇŤ·¤¿¡£
3. ¥¤¥󥿡¼¥ͥåȤâ¤ޤ¿¥ª¡¼¥ץ󥽡¼¥¹¤ˤè¤äÆÇݤï¤줿¥ץé¥åȥե©¡¼¥à¤Ǥ¢¤롣
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オープンソースが成長した12の理由



 LinuxWorld News Desk によると、Marc Andreessen氏が3回目の"Open Source in Government"にて、オープンソースが成長した12の理由を述べたそうな。


☆ Netscape Co-Founder's 12 Reasons for Growth of Open Source


1.The Internet is powered by open source.


2.The Internet is the carrier for open source.


3.The Internet is also the platform through which open source is developed.


4.It's simply going to be more secure than proprietary software.


5.Open source benefits from anti-American sentiments.


6.Incentives around open source include the respect of one's peers.


7.Open source means standing on the shoulders of giants.


8.Servers have always been expensive and proprietary, but Linux runs on Intel.


9.Embedded devices are making greater use of open source.


10.There are an increasing number of companies developing software that aren't software companies.


11.Companies are increasingly supporting Linux.


12.It's free.


1. インターネットはオープンソースによって加速された。


2. インターネットがオープンソースを伝播した。


3. インターネットもまたオープンソースによって培われたプラットフォームである。


4. 商用ソフトウェアより安全にするのが容易である。


5. 反米感情がオープンソースの普及を加速した。


6. オープンソースに付帯するインセンティブには、仲間による賞賛が含まれている。


7. オープンソースは巨人の肩の上に立つことを意味する。


(訳注) 既存のソフトウェアのこれまで成果を基に創造性を発揮し、新たな価値を創造するという意味がある。 


8. サーバー用OSは常に高価な商用OSであったが、Linuxはインテル上で動くOSである。


9. 組み込み装置はオープンソースをより多く利用している。


10. ソフトウェア開発を専門としない会社がソフトウェアを開発するケースが増えている。


11. Linuxをサポートする会社が増えている。


12. オープンソースはただである。


 この理由は、歴史的順序に沿って述べられているようだ。最後を”It's free”としめているところが、またなんとカッコイイ。この発言では、オープンソースが成長した理由全て網羅されていると思う。


オープンソースが成長した12の理由



 LinuxWorld News Desk によると、Marc Andreessen氏が3回目の"Open Source in Government"にて、オープンソースが成長した12の理由を述べたそうな。


☆ Netscape Co-Founder's 12 Reasons for Growth of Open Source


1.The Internet is powered by open source.


2.The Internet is the carrier for open source.


3.The Internet is also the platform through which open source is developed.


4.It's simply going to be more secure than proprietary software.


5.Open source benefits from anti-American sentiments.


6.Incentives around open source include the respect of one's peers.


7.Open source means standing on the shoulders of giants.


8.Servers have always been expensive and proprietary, but Linux runs on Intel.


9.Embedded devices are making greater use of open source.


10.There are an increasing number of companies developing software that aren't software companies.


11.Companies are increasingly supporting Linux.


12.It's free.


1. インターネットはオープンソースによって加速された。


2. インターネットがオープンソースを伝播した。


3. インターネットもまたオープンソースによって培われたプラットフォームである。


4. 商用ソフトウェアより安全にするのが容易である。


5. 反米感情がオープンソースの普及を加速した。


6. オープンソースに付帯するインセンティブには、仲間による賞賛が含まれている。


7. オープンソースは巨人の肩の上に立つことを意味する。


(訳注) 既存のソフトウェアのこれまで成果を基に創造性を発揮し、新たな価値を創造するという意味がある。 


8. サーバー用OSは常に高価な商用OSであったが、Linuxはインテル上で動くOSである。


9. 組み込み装置はオープンソースをより多く利用している。


10. ソフトウェア開発を専門としない会社がソフトウェアを開発するケースが増えている。


11. Linuxをサポートする会社が増えている。


12. オープンソースはただである。


 この理由は、歴史的順序に沿って述べられているようだ。最後を”It's free”としめているところが、またなんとカッコイイ。この発言では、オープンソースが成長した理由全て網羅されていると思う。


2004年03月21日

両ソース主義



 オープン(フリー)とプロプライエタリの両面を上手に組み合わせて、ビジネスとする考え方が最近浮上してきているようである。こういう考え方は、MySQLなどで既に実践されていたが、SCO問題をきっかけとして、両ソース主義が主流になりそうな感じがする。私自身もOSSの製品に関わってきた経験があり、完全フリーであることの限界を感じていた。何が限界かと言うと、リーガルリスクの面だ。著作権、特許など知的財産所有権の問題からリスク軽減、リスク回避など考慮すべき点が余りにも多すぎて、ビジネスの足枷となっているように感じていた。


☆ 「両ソース主義」がオープンソースに収益をもたらす


 オープンソースベンダーの多くは、フリーライセンスと商業ライセンスを折衷する道を選んでいる。一部の製品は無償ダウンロード提供し、独自の強化点には料金を課すというやり方だ。無料の製品を手に入れた顧客が「これは使える」と思ったら、さらなる機能強化やサポート、カスタマイズを求めるであろうという考え方だ。


 今回のカンファレンスの参加者の多くは、「両ソースモデル」(both source model)とも呼ばれるこのハイブリッド型ライセンス方式を、ユーザーの拡大と、企業の技術標準化に役立つものととらえている。


 フリーライセンスの下では、コードを追加する者は、そのソースコードを同じ条件で他者にも開放しなければならないとされている。このフリーモデルは企業にバグ修正と強化のメリットをもたらし、フリーの製品と商業製品の両方の品質を高める効果がある。また、製品の無償化はマーケティング戦術として強力であるため、市場シェアの向上が期待できる。しかし、顧客の中には、自社開発部分のコードを開放するよりは金を払った方がいいという考えの会社もあり、これがベンダーに財政上の見返りを生んでいる。


両ソース主義



 オープン(フリー)とプロプライエタリの両面を上手に組み合わせて、ビジネスとする考え方が最近浮上してきているようである。こういう考え方は、MySQLなどで既に実践されていたが、SCO問題をきっかけとして、両ソース主義が主流になりそうな感じがする。私自身もOSSの製品に関わってきた経験があり、完全フリーであることの限界を感じていた。何が限界かと言うと、リーガルリスクの面だ。著作権、特許など知的財産所有権の問題からリスク軽減、リスク回避など考慮すべき点が余りにも多すぎて、ビジネスの足枷となっているように感じていた。


☆ 「両ソース主義」がオープンソースに収益をもたらす


 オープンソースベンダーの多くは、フリーライセンスと商業ライセンスを折衷する道を選んでいる。一部の製品は無償ダウンロード提供し、独自の強化点には料金を課すというやり方だ。無料の製品を手に入れた顧客が「これは使える」と思ったら、さらなる機能強化やサポート、カスタマイズを求めるであろうという考え方だ。


 今回のカンファレンスの参加者の多くは、「両ソースモデル」(both source model)とも呼ばれるこのハイブリッド型ライセンス方式を、ユーザーの拡大と、企業の技術標準化に役立つものととらえている。


 フリーライセンスの下では、コードを追加する者は、そのソースコードを同じ条件で他者にも開放しなければならないとされている。このフリーモデルは企業にバグ修正と強化のメリットをもたらし、フリーの製品と商業製品の両方の品質を高める効果がある。また、製品の無償化はマーケティング戦術として強力であるため、市場シェアの向上が期待できる。しかし、顧客の中には、自社開発部分のコードを開放するよりは金を払った方がいいという考えの会社もあり、これがベンダーに財政上の見返りを生んでいる。


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2004年03月19日

オープンソース保険販売開始



 前日、ココで話題にしたオープンソース保険がいよいよ販売になるそうです。


ITmediaによると、ニューヨークの新興企業Open Source Risk Management社(OSRM)がOpen Source Business Conferenceで、オープンソース訴訟保険などの販売開始の発表を行う予定だそうです。


☆ SCO問題に対応した「オープンソース保険」発売へ(ITmedia)


また、これに関連してSlashdotには、以下のような記事がありました。


☆ 「オープンソース保険」を販売するスタートアップ(Slashdot)


 SCOによる一連の行動によって、オープンソースに著作権訴訟・特許侵害訴訟・不正競争や商秘密の不正流用などによる訴訟などのリスクが存在している事が明らかになってきた為、リスク管理(法的保護)が求められている。すでにフォーチュン500社企業の一部に働きかけを行っている、とOSRM社はコメントしています。OSRMは、「オープンソースにとって安全な世界」というビジョンを掲げ、ベンダーに中立な保障とコンサルティングサービスを提供する予定ですが、 ブルース・ペレンス氏やエリック・レイモンド氏らからも支持されていて、調査ディレクターとしてパメラ・ジョーンズさん(Groklawの作者)とも契約済みだそうです。


 今後、オープンソース保険がどのようにシェアを延ばしていくか、興味深いところである。


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オープンソース保険販売開始



 前日、ココで話題にしたオープンソース保険がいよいよ販売になるそうです。


ITmediaによると、ニューヨークの新興企業Open Source Risk Management社(OSRM)がOpen Source Business Conferenceで、オープンソース訴訟保険などの販売開始の発表を行う予定だそうです。


☆ SCO問題に対応した「オープンソース保険」発売へ(ITmedia)


また、これに関連してSlashdotには、以下のような記事がありました。


☆ 「オープンソース保険」を販売するスタートアップ(Slashdot)


 SCOによる一連の行動によって、オープンソースに著作権訴訟・特許侵害訴訟・不正競争や商秘密の不正流用などによる訴訟などのリスクが存在している事が明らかになってきた為、リスク管理(法的保護)が求められている。すでにフォーチュン500社企業の一部に働きかけを行っている、とOSRM社はコメントしています。OSRMは、「オープンソースにとって安全な世界」というビジョンを掲げ、ベンダーに中立な保障とコンサルティングサービスを提供する予定ですが、 ブルース・ペレンス氏やエリック・レイモンド氏らからも支持されていて、調査ディレクターとしてパメラ・ジョーンズさん(Groklawの作者)とも契約済みだそうです。


 今後、オープンソース保険がどのようにシェアを延ばしていくか、興味深いところである。


2004年03月12日

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オープンソースと特許



 オープンソースは、特許と対峙するものだとよく言われている。


☆ 特許はオープンソースを奪うか


 多くの人々は、特許がオープンソースの致命傷になると考えている。その理由として、2つの傾向が不気味に合致すると指摘する。その傾向とは、ソフトウェア特許の利用が拡大していることと、知的財産の所有者がオープンソースソフトウェアのディストリビュータに対し、知的財産権を主張する動きがあることだ。


 オープンソースが、特許を侵害していない事はどこにも保証されていない。いや、保証されていないというより、オープンソース開発プロセス自体に特許を考慮したソフトウェア開発プロセスがないといったほうが、正確である。商用ソフトウェアの場合、利益の源泉である知的財産権を保護すべきであるため、特許や著作権について十分な検討がなされるが、オープンソースの場合は、そのプロセスがない。このため、オープンソースを商品化する場合は、このリスクを負わなければならない。オープンソースのもつ、イノベーション性を殺すのが、知的財産権の必要以上な保護である。


 近年では、レッシグの『コモンズ』をはじめ、知的財産権の過剰保護はイノベーションを阻害する、という主張がなされはじめ、特許や著作権についても見直すべきであるという意見も増えてきている。


☆ 特許による保護は本当に必要か


 情報プロセスでのイノベーションに、一時的な独占という報奨がなければ起こり得ないものがあるかもしれないと言いたいのではない。公益という観点で見れば、多くのイノベーションが独占に押し潰されるくらいなら、独占を要求するほんの一握りのイノベーションなど切り捨てた方がよいと考えているのだ。さまざまな調査でも、ソフトウェアの世界でイノベーションを駆り立てているのは競争であり、一時的な独占を意図的に作り出すことによって競争を阻害する特許政策ではないことが明らかになっている。


 オープンソースのイノベーション性を殺さないような知的財産権保護政策を早急に政府はうちたてる必要があると思われる。


オープンソースと特許



 オープンソースは、特許と対峙するものだとよく言われている。


☆ 特許はオープンソースを奪うか


 多くの人々は、特許がオープンソースの致命傷になると考えている。その理由として、2つの傾向が不気味に合致すると指摘する。その傾向とは、ソフトウェア特許の利用が拡大していることと、知的財産の所有者がオープンソースソフトウェアのディストリビュータに対し、知的財産権を主張する動きがあることだ。


 オープンソースが、特許を侵害していない事はどこにも保証されていない。いや、保証されていないというより、オープンソース開発プロセス自体に特許を考慮したソフトウェア開発プロセスがないといったほうが、正確である。商用ソフトウェアの場合、利益の源泉である知的財産権を保護すべきであるため、特許や著作権について十分な検討がなされるが、オープンソースの場合は、そのプロセスがない。このため、オープンソースを商品化する場合は、このリスクを負わなければならない。オープンソースのもつ、イノベーション性を殺すのが、知的財産権の必要以上な保護である。


 近年では、レッシグの『コモンズ』をはじめ、知的財産権の過剰保護はイノベーションを阻害する、という主張がなされはじめ、特許や著作権についても見直すべきであるという意見も増えてきている。


☆ 特許による保護は本当に必要か


 情報プロセスでのイノベーションに、一時的な独占という報奨がなければ起こり得ないものがあるかもしれないと言いたいのではない。公益という観点で見れば、多くのイノベーションが独占に押し潰されるくらいなら、独占を要求するほんの一握りのイノベーションなど切り捨てた方がよいと考えているのだ。さまざまな調査でも、ソフトウェアの世界でイノベーションを駆り立てているのは競争であり、一時的な独占を意図的に作り出すことによって競争を阻害する特許政策ではないことが明らかになっている。


 オープンソースのイノベーション性を殺さないような知的財産権保護政策を早急に政府はうちたてる必要があると思われる。


2004年02月23日

オープンソース保険



オープンソースリスクマネジメントの創立者であるDaniel Egger氏が、


オープンソース保険というのを発案して、引き受け会社を探しているようです。


損害保険では、ソースの修正が不可ですが、オープンソース保険では、


ソースの修正が可能だそうです。


保険の適用範囲の3%の年間保険料を支払えば、損害賠償を保障するそうです。


☆ Instead of indemnification, consider 'open source insurance'


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オープンソース保険



オープンソースリスクマネジメントの創立者であるDaniel Egger氏が、


オープンソース保険というのを発案して、引き受け会社を探しているようです。


損害保険では、ソースの修正が不可ですが、オープンソース保険では、


ソースの修正が可能だそうです。


保険の適用範囲の3%の年間保険料を支払えば、損害賠償を保障するそうです。


☆ Instead of indemnification, consider 'open source insurance'


2004年02月22日

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M$ VS OSS



 M$社は、以前よりLinuxよりWindowsの方がTCOが優れていると第3者調査機関のデータを提示して、Linuxより優位であることを出張している。しかし、このデータの範囲が不十分で更に検証が必要であると見方が大勢を占めている。


☆ MS、Linux対抗広告キャンペーンを多角化


 印刷媒体とネットを使ったキャンペーンに2000万ドル強を投じ、Microsoft製ソフトを導入しているトヨタ、Motorola、Reuters、Siemensといった有名企業4社の事例を取り上げる。これらの企業の担当者がそれぞれに、Microsoftのソフトで何ができるかを伝える。例えば、ReutersのIT管理者は、Microsoftのソフトで3000台のWebサーバを3時間でアップデートできたことを説明するという。


 しかし、ここにきて、何故か割引制度を打ち出した。どうも、Linuxの方が、優位である分野が実在したかのような行動である。


☆ オープンソースとの競争激化で、マイクロソフトが事実上の「割引」?


 ソフトウェアベンダー各社や業界アナリストらによると、MicrosoftはLinuxやその他のオープンソースソフトからの攻勢に負けまいとしており、その影響で顧客企業はMicrosoftとのライセンス交渉を有利に進められるようになっているという。


M$ VS OSS



 M$社は、以前よりLinuxよりWindowsの方がTCOが優れていると第3者調査機関のデータを提示して、Linuxより優位であることを出張している。しかし、このデータの範囲が不十分で更に検証が必要であると見方が大勢を占めている。


☆ MS、Linux対抗広告キャンペーンを多角化


 印刷媒体とネットを使ったキャンペーンに2000万ドル強を投じ、Microsoft製ソフトを導入しているトヨタ、Motorola、Reuters、Siemensといった有名企業4社の事例を取り上げる。これらの企業の担当者がそれぞれに、Microsoftのソフトで何ができるかを伝える。例えば、ReutersのIT管理者は、Microsoftのソフトで3000台のWebサーバを3時間でアップデートできたことを説明するという。


 しかし、ここにきて、何故か割引制度を打ち出した。どうも、Linuxの方が、優位である分野が実在したかのような行動である。


☆ オープンソースとの競争激化で、マイクロソフトが事実上の「割引」?


 ソフトウェアベンダー各社や業界アナリストらによると、MicrosoftはLinuxやその他のオープンソースソフトからの攻勢に負けまいとしており、その影響で顧客企業はMicrosoftとのライセンス交渉を有利に進められるようになっているという。


2004年01月06日

The Open Source Dilemma for Governments



ネットでこんな論文を見つけた。


The Open Source Dilemma for Governments


内容は、こんな感じだ。


各ベンダはリソース不足により、大域地理データベース(large geographical base)の矢継ぎ早のカスタマイズが出来なかった。(リスク管理の必要性が高まっており、大域地理データベースの構築が急務という背景があるようである)9/11の悲劇以来、この問題が(OSS導入により)解決されつつある。(債券や徴収税の増加によりコスト削減が重要な課題となっている為、OSS導入が進んでいるようである)しかし、各地方自治体によってエントリ名が異なっているなど、相互運用性の確保のため課題が山積みである。


The Open Source Dilemma for Governments

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The Open Source Dilemma for Governments



ネットでこんな論文を見つけた。


The Open Source Dilemma for Governments


内容は、こんな感じだ。


各ベンダはリソース不足により、大域地理データベース(large geographical base)の矢継ぎ早のカスタマイズが出来なかった。(リスク管理の必要性が高まっており、大域地理データベースの構築が急務という背景があるようである)9/11の悲劇以来、この問題が(OSS導入により)解決されつつある。(債券や徴収税の増加によりコスト削減が重要な課題となっている為、OSS導入が進んでいるようである)しかし、各地方自治体によってエントリ名が異なっているなど、相互運用性の確保のため課題が山積みである。


2004年01月05日

OpenCD



OpenCDといえば、CDトレイが勝手に開閉するジョークソフトを思い浮かべる方もいるだろう。しかし、ここで話題にするのは、コレだ。このプロジェクトは、M$の寡占状態に危惧感を持った有志達が作ったプロジェクトで、M$-Windowsのユーザーにフリーウェアまたはオープンソースを紹介するソフトを作っている。このOpenCDについて書かれた論文をネットで見つけたので紹介する。


以下引用及び要約を記載する。


Most schools are immersed in a Windows monoculture. Despite widespread budgetary woes here in the U.S. and elsewhere, despite widespread virus and worm attacks on Windows-based products, and despite ever-increasing licensing fees from Microsoft, most schools will likely continue with this monoculture.


ほとんどの学校がウィルスやワームに対する対策費用が年々増加しているにも関わらずWindowsを採用しつづけている。


Yet, some might argue that such a monoculture may essentially be beneficial, regardless of what limitations or restrictions on content use are mandated. That is, if a critical mass of users adopt the software of a certain company, which in turn forms a defacto standardization on emerging technologies, would not such standardization ultimately be in everyones' best interest? Would it not lead to a more efficient, streamlined computing experience for all? I would argue against this notion, as would IT industry analyst Gartner, which recently issued a reoprt claiming "absolute reliance on only Windows computers could result in a major failure."


スタンダート化されたソフトを使用することによる利益が、(ウィルスやワームのような)判明した制約や制限を上回るという者がいる。しかし、ITアナリストのガートナーがWindowsだけを絶対的に信頼する事は失敗に繋がるだろうと言っているのと同様に私は、違うと思う。


A Monocultural Alternative: The OpenCD


私自身もM$の寡占状況は、あらゆる意味で良くないと思っている。それに抵抗するという目的で、OSSの各ソフトを纏めて紹介(だけ?)するプロジェクトが存続しているのは意義があると個人的には思っている。今後の更なる発展を願う。この日本語版が出ないかな?


OpenCD

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Most schools are immersed in a Windows monoculture. Despite widespread budgetary woes here in the U.S. and elsewhere, despite widespread virus and worm attacks on Windows-based products, and despite ever-increasing licensing fees from Microsoft, most schools will likely continue with this monoculture.

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Yet, some might argue that such a monoculture may essentially be beneficial, regardless of what limitations or restrictions on content use are mandated. That is, if a critical mass of users adopt the software of a certain company, which in turn forms a defacto standardization on emerging technologies, would not such standardization ultimately be in everyones' best interest? Would it not lead to a more efficient, streamlined computing experience for all? I would argue against this notion, as would IT industry analyst Gartner, which recently issued a reoprt claiming "absolute reliance on only Windows computers could result in a major failure."

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A Monocultural Alternative: The OpenCD

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OpenCD



OpenCDといえば、CDトレイが勝手に開閉するジョークソフトを思い浮かべる方もいるだろう。しかし、ここで話題にするのは、コレだ。このプロジェクトは、M$の寡占状態に危惧感を持った有志達が作ったプロジェクトで、M$-Windowsのユーザーにフリーウェアまたはオープンソースを紹介するソフトを作っている。このOpenCDについて書かれた論文をネットで見つけたので紹介する。


以下引用及び要約を記載する。


Most schools are immersed in a Windows monoculture. Despite widespread budgetary woes here in the U.S. and elsewhere, despite widespread virus and worm attacks on Windows-based products, and despite ever-increasing licensing fees from Microsoft, most schools will likely continue with this monoculture.


ほとんどの学校がウィルスやワームに対する対策費用が年々増加しているにも関わらずWindowsを採用しつづけている。


Yet, some might argue that such a monoculture may essentially be beneficial, regardless of what limitations or restrictions on content use are mandated. That is, if a critical mass of users adopt the software of a certain company, which in turn forms a defacto standardization on emerging technologies, would not such standardization ultimately be in everyones' best interest? Would it not lead to a more efficient, streamlined computing experience for all? I would argue against this notion, as would IT industry analyst Gartner, which recently issued a reoprt claiming "absolute reliance on only Windows computers could result in a major failure."


スタンダート化されたソフトを使用することによる利益が、(ウィルスやワームのような)判明した制約や制限を上回るという者がいる。しかし、ITアナリストのガートナーがWindowsだけを絶対的に信頼する事は失敗に繋がるだろうと言っているのと同様に私は、違うと思う。


A Monocultural Alternative: The OpenCD


私自身もM$の寡占状況は、あらゆる意味で良くないと思っている。それに抵抗するという目的で、OSSの各ソフトを纏めて紹介(だけ?)するプロジェクトが存続しているのは意義があると個人的には思っている。今後の更なる発展を願う。この日本語版が出ないかな?