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2004年07月13日

燃え尽き症候群

 こんな記事が有った。

ブロガーに蔓延する「燃え尽き症候群」

 仕事や家族など、他にもやるべきことがある中で、コメントを管理しきれなくなったというビルモン氏の状況は、毎日記事をアップしている人気のブロガーの間で増えつつある問題――「燃え尽き症候群」――の1例にすぎない。多くのブロガーは、自分のやっていることを楽しみながらも、鋭くて痛烈で機知に富む意見を定期的に書き込まなければならないというプレッシャーは、往々にして負担になってくる。

 うちのサイトは、コメントがほとんど無いので運営的には楽であるが、記事を延々とUPしつづけることは、プレッシャーになったことがあった。一線のブロガー達の気苦労も少しは分かるような気がする。最近では、気負いを感じないように、自分が楽しむことを忘れずにいようと努力しているので、さほど感じないようになったが…ブログって運営は思った以上に難しいものである。


Posted by besus at 01:42 | Comments (0) | TrackBack

2004年07月06日

顧客の学習効果

 PRESIDENTにこんな記事があった。大変興味深いので引用する。

市場を読みにくくする 「顧客の学習効果」(PRESIDENT)

 消費者が商品やサービスを通じて経験を積み重ねていく。筆者は、この行動を「顧客が学習してしまう」と表現している。このことにより、消費量や支出が増えるケースは多い。
また、他社製品への乗り換えが起こりにくくなるものだ。だが、長所だけではない。顧客の動きが読めなくなるという死角もある。

 消費者が、商品・サービスを使用することで、様々なことを学習するが、それが深くなるに連れて、提供側が予測不可能な状態が発生することが多いということである。その商品・サービスの良さを知り尽くせば、ロックインという現象に陥り、持続的な消費が期待できるが、悪さを知り尽くすと、それを覆すことは難しく、消費者の間で情報が伝播し、潜在的消費者も失う痛手を負ってしまうことになる。顧客の学習効果は、定期的に測定し、対策を打ち立てる必要があると思われる。

Posted by besus at 01:18 | Comments (2) | TrackBack

富豪的プログラミング

応用情報技術研究所の橋本大也氏のblog、”Passion For The Future”に以下の記事があるのを発見した。

小さいことは良いことだ


・富豪的プログラミング
http://pitecan.com/fugo.html

増井俊之氏 (富豪化理論研究家) による解説。

・メモリや実行効率を気にしないでお気楽にプログラムを作る
効率を重視したプログラムは作るのが大変ですし、ちゃんと動かすにはデバッグも大変です。富豪的プログラミングでは一番単純で短いアルゴリズムを使います。

・条件が変わる度にすべての計算や表示を行なう
再表示が必要な場所だけ書き直ししたり、出力のバッファリングをしたりする貧乏性な工夫はバグのもとになるので行なわず、条件が変わる度に計算を再実行したり全体を書き直したりします。

 

 斬新的なプログラミング技法だと思いました。資源が貧しい昔は、メモリやレジスタなどの資源を考慮して、効率的なプログラムを作るよう心がけていました。いわば、人間が最適化コンパイラの代わりを果たしていたというわけですね。でも、今は、資源がリッチになってきており、また、最適化コンパイラの技術もかなり進んで高機能になってきているので、貧民的プログラミングでは、効率が悪いというのでしょう。効率が悪いというのは、以下の2点があると思います。

1.最適化コンパイラが最適化可能な箇所を重複して人手で効率化する。
2.資源が十分あるのに資源の再利用など大して意味のない効率化をする。

 このような点を余り考慮することなくプログラミングすることが、今の時代では、効率的な場合があるという点は賛成です。

Posted by besus at 00:45 | Comments (0) | TrackBack