私は、芸術作品を鑑賞するのが好きである。その中でも劇を見るのは好きである。なかでも、演劇実験室◎万有引力の大ファンである。
「演劇実験室◎万有引力」は、故寺山修司(作家)が主宰した「演劇実験室◎天井桟敷」が母体で、強烈なカリスマ性と幻想的な劇をすることで有名である。強烈なアクのある劇には、賛否両論あり、好き嫌いがはっきりと分かれるであろう。
チャイルド・イン・タイムという、万有引力と日本ろう者劇団の合同作品を見たのがキッカケだ。・・・
聴者の劇団とろう者の合同作ということで、かなり注目していたが、非常に新鮮さを覚えた劇だった。この劇をキッカケに日本ろう者劇団の劇の表現性が広がっていったような気がする。
これまでも、素晴らしい作品を演じていたのだが、この劇を境目に、更に飛躍したような気がする。